2007年9月11日火曜日

重陽の節句・・・

私が尊敬するダンス教師の一人である帯広・土居真也先生が、教室の移転とご本人の還暦を祝してのパーティーを催しました。
9月9日です。
先々週の競技会でも帯広に行ったばかりなので、こんな短期間に二度の訪問です。それも同じホテルでの開催。
パーティー内容と感想は別記事でアップするとして、9月9日について少々・・・

五節句というのが有りまして、1月7日・3月3日・5月5日・7月7日、そして9月9日!

9月9日が節句の一つだという事は余り知られていないようです。
「重陽の節句」・・・そう呼ばれています。
この日が何故目出度いのか、に付いてです。

・・

9月9日 重陽の節句
[菊の節句]
重陽の節句は別名、菊の節句とも呼ばれます。
元来の日付では旧暦の9月9日という事です。
起源はほかの節句と同様古来中国にさかのぼることができます。
中国では奇数は縁起のよい陽の数とされ、一番大きな陽の数である九が重なる9月9日を「重陽」として節句のひとつとしてきました。
中国ではこの日、茱萸(しゅゆ=ぐみの実のこと)を袋に入れて丘や山に登ったり、菊の香りを移した菊酒を飲んだりして邪気を払い長命を願うという風習がありました。
これが日本に伝わり、平安時代には「重陽の節会(ちょうようのせちえ)」として宮中の行事となり、江戸時代には武家の祝日になりました。
その後、明治時代までは庶民のあいだでもさまざまな行事が行われていたといいますが、残念ながら今では私たちの日常生活とは縁遠くなってしまいました。
旧暦の9月9日というと現在では10月にあたり、ちょうど田畑の収穫も行われる頃、農山村や庶民の間では栗の節句とも呼ばれて栗ご飯などで節句を祝ったということです。
さかんに行われていた重陽の節句が現代に引き継がれていないのは、旧暦から新暦にこよみが移り、まだ菊が盛んに咲く時期ではなくなってしまったことが大きいようです。

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